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NPO法人 神奈川県自然保護協会
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観察会報告

「渡良瀬遊水地と志賀高原の自然観察旅行」 

神奈川県自然保護協会の企画する、「専門家が案内する国内観察旅行」
今年度は7月25・26日に、渡良瀬遊水地と志賀高原の自然観察旅行を企画しました。
おかげさまで多くの方に参加していただく事ができました。

久しぶりの国内自然観察旅行は、理事長以下25名の参加者を得て、25日朝に横浜駅を貸切バスで出発、東北道経由でまずは渡良瀬遊水地に向かいました。


渡良瀬遊水地
協会会員のほかに、新聞記事等で申し込みのあった一般参加者や会員家族の女子中学生など若手もいて、車中は賑やかです。

遊水地では、渡良瀬遊水地アクリメーション振興財団の経営する資料館の渡辺さんが説明をして下さり、ウォッチングタワーにも案内して頂きました。
雄大な景観とミズアオイ・エゾミソハギ・ノジトラノオなど関東平野の湿地らしい花々を楽しむことができました。

渡良瀬遊水地資料館での説明風景
渡辺氏(後ろ姿)のお話しを聞く。
現地では現地の専門家のお話しを聞くのが一番です。

渡良瀬遊水地は、洪水調節・都市用水補給などを目的としていて、栃木・茨城・群馬・埼玉の4県にまたがる面積3,300haに及ぶ遊水地ですが、この美しい自然が、足尾鉱毒事件の悲しい歴史を秘めていることに、一同複雑な思いを禁じ得ませんでした。

足利学校から志賀高原熊ノ湯へ
長野に向かう途中、我が国最古の大学ともいわれる足利学校に立ち寄り、中世文化の質の高さを再認識しました。

桐生で昼食後は、一路志賀高原に向かいました。

予定を変更して、ダム建設で間もなく湖底に沈む吾妻渓谷を通ることに。草津温泉、草津白根山経由で志賀高原熊ノ湯に着きました。

夕食後には、夜道をゲンジボタルの鑑賞に行きました。
この高地に、と思ったのですが、温泉が川となっている沢一帯だけは冬も暖かく、ホタルの餌に事欠かないようです。

漆黒の闇に漂う幻のような青白い光に、嘆声が絶えませんでした。

2日目、志賀高原

翌朝は雨模様。

志賀高原観察会風景 志賀高原観察会写真1

「湿原歩きの日に困った」と思いましたが、小雨がかえって緑を映えさせてくれました。それもやがて止み観察にはまずまずの天候でした。

新兵器ワイヤレス・レシーバーがその機能をいかんなく発揮して、会員専門家の説明もクリアに聞くことができました。とても興味深い説明に耳を傾けながら、高地湿原の夏の花々を愛でつつ一同元気に歩くことができました。

ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)・ヤナギラン・ヒメシャジン・ショウジョウバカマ・コバイケイソウ・ハクサンチドリ・ベニバナイチャクソウ・モウセンゴケなどが最盛期で、いずれも可憐な花を咲かせ、目を楽しませてくれました。

志賀高原観察系風景写真2

その後、木戸池・田ノ原湿原・三角池・上の小池・長池などを巡って、信州大学志賀自然教育園に到着しました。

信州大学志賀自然教育園
信州大学志賀自然教育園では、井田秀行准教授の案内で教育園内を見学。

信州大学井田准教授からの説明
井田先生による説明風景
現地で専門家に直接お話しを聞けるのは
当会の観察会ならではかと思います。

その途中で熱心な先生と参加者による臨時野外セミナーが始まり、当協会の自然観察旅行らしい充実した意見交換が行われました。

蓮池での昼食後帰途につき、湯田中・中野・上信越道・関越道・圏央道・中央道・環8・第三京浜経由で、18:00時に横浜に帰着しました。


久しぶりに協会主催らしい充実した内容の旅行とすることができました。
とりわけ、遊水地の渡辺氏と教育園の井田先生には深く感謝申し上げます。     

(原田禎介記)


私たち神奈川県自然保護協会は専門家の解説付き観察会を開いています。今回の様な旅行先では普段から活動を続けられている専門家に解説をお願いしています。こうすることで普段何気なく見ている風景もまるで違う世界に拡がります。

また、前回の観察会から導入したトランシーバーとレシーバーによる講師説明の無線通信も自慢の一つです。
特に今回の旅行のように道をはずしたり、拡がって歩くことが出来ない場合でも参加された皆さんに講師のお話がしっかりと届き充実度が全く違うと自負しています。
このトランシーバーによる無線通信システム、話しかけることが出来るのは講師だけでなく会員専門家も話に加わることが出来ます。
こうして、より厚みのある解説を提供してゆく努力を続けています

これからもいろいろ企画します。是非ご参加ください。

ちなみに今回も活躍したトランシーバー&レシーバーセット(全部で23台)ですが、もし、ご希望の団体がいましたらお貸しいたします。NPO発足の際の主旨から販売行為(料金設定)が出来ませんので、無料でお貸しいたします。
とは言え、会の貴重な財産。今後のメンテナンス等々などで費用もかかります。
会運営に対する「寄付」は快くお受けいたしたいと存じます。

トランシーバーを借りてみたいという団体はこちらまでご連絡ください。


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